歯を白くしたいと思っても、クリーニングとホワイトニングのどちらを選ぶべきか分からず、迷っていませんか。
歯が黄色く見える原因は、すべて同じではありません。
歯の表面にコーヒーや茶渋が付いている場合もあれば、加齢などによって歯の内側の色が透けて見えている場合もあります。
さらに、前歯1本だけが暗くなっているケースや、天然歯と差し歯の色が合っていないケースもあります。
原因を確認せずにホワイトニングを始めると、希望する部分が白くならなかったり、天然歯と人工歯の色の差が目立ったりする可能性があります。
そのため、歯を白くする方法を選ぶ前に、まずどの歯が、どのように変色しているのかを確認することが大切です。
歯磨き・クリーニング・ホワイトニングなどの方法を先に比較したい方は、歯を白くする5つの方法を比較した記事をご覧ください。
歯を白くする方法は、黄ばみの見え方によって異なります。表面の着色はクリーニング、天然歯全体の黄ばみはホワイトニング、人工歯の色違いは被せ物の交換などが選択肢です。最初に黄ばみの原因を確認し、必要な処置から順番に進めましょう。
歯の黄ばみは大きく4種類に分けられる
歯の表面に付いた着色
コーヒー、紅茶、ワイン、カレー、たばこなどの色素が、歯の表面へ付着している状態です。
天然歯そのものの黄ばみ
加齢や歯質などによって、歯の内側にある象牙質の色が透け、歯全体が黄色く見える状態です。
1本だけ暗くなった歯
外傷や神経の状態などが影響し、周囲の歯よりも1本だけ灰色や茶色に見えることがあります。
差し歯・詰め物の色違い
古い被せ物やレジンが変色し、周囲の天然歯と色が合わなくなっている状態です。
タイプ1|歯の表面に茶色い汚れがある
歯の表面や歯と歯の間、歯ぐきとの境目に茶色い線や点が見える場合は、表面着色の可能性があります。
着色が付きやすい飲食物には、次のようなものがあります。
- コーヒー
- 紅茶・緑茶
- 赤ワイン
- カレー
- チョコレート
- 濃い色のソース類
- たばこ
表面着色であれば、歯科医院のクリーニングによって歯本来の色へ近づけられる場合があります。
ただし、クリーニングは天然歯の内側を漂白する処置ではありません。
汚れを除去した後も歯全体の黄ばみが気になる場合は、ホワイトニングを検討します。
クリーニングの内容は、歯の着色・歯石を除去するクリーニングをご確認ください。
タイプ2|歯全体が均一に黄色く見える
表面に目立つ汚れはないものの、複数の天然歯が全体的に黄色く見える場合は、歯そのものの色が影響している可能性があります。
天然歯は、外側の白いエナメル質と、その内側にある黄色みを帯びた象牙質で構成されています。
加齢などによってエナメル質が薄く見えるようになると、内側の象牙質の色が目立つことがあります。
このような天然歯の黄ばみには、薬剤を使って歯の色を明るくするホワイトニングが選択肢になります。
ウメダデンタルクリニックでは、自宅で専用トレーと薬剤を使用するホームホワイトニングを案内しています。
ホームホワイトニングの治療内容もご確認ください。
タイプ3|前歯1本だけ黒い・灰色に見える
周囲の歯は同じ色なのに、1本だけ灰色や茶色に見える場合は、一般的な着色とは原因が異なる可能性があります。
過去に歯を強くぶつけた、神経の治療を受けた、深い虫歯があったなどの経験がある場合は、歯の内部から変色していることがあります。
1本だけの変色に対して、周囲の歯と同じ方法でホワイトニングを行っても、色の差が十分に整わない場合があります。
急に1本だけ色が変わった場合は診察を受けましょう
痛みがなくても、歯の神経や根の状態が関係している可能性があります。見た目だけを白くする前に、歯の内部の状態を確認することが大切です。
歯の状態によっては、内部から色を改善する処置、ラミネートベニア、セラミッククラウンなどが検討されます。
タイプ4|差し歯だけ色が違う
ホワイトニングで色が変わるのは、主に天然歯です。
次のような人工物は、ホワイトニング剤を使用しても同じようには白くなりません。
- セラミッククラウン
- ラミネートベニア
- レジンの詰め物
- 保険治療の差し歯
- インプラントの人工歯
天然歯と差し歯が混在している状態でホワイトニングを行うと、天然歯だけが明るくなり、差し歯との色の違いが目立つことがあります。
将来的に差し歯を交換する予定がある場合は、先に天然歯をホワイトニングし、その色が落ち着いた後に被せ物の色を合わせる方法が検討されます。
被せ物の治療については、オールセラミッククラウンの公式案内も参考にしてください。
タイプ5|白い斑点やまだら模様がある
歯の表面に白い斑点があると、周囲の歯が相対的に黄色く見えることがあります。
白い斑点は、ホワイトスポットと呼ばれることがあります。
ただし、白く見える部分の原因は一つではありません。
初期虫歯、歯質の形成時に生じた変化、矯正装置周辺の清掃状態などが関係する場合があります。
周囲だけを白くすれば目立たなくなるケースもありますが、白い部分との色の差が残る可能性もあります。
自己判断でホワイトニングを始めず、白い部分の状態を確認してもらいましょう。
黄ばみの種類を見分けるセルフチェック
次の項目は、方法を考える際の目安です。
正確な診断ではないため、気になる変色がある場合は歯科医院で確認してください。
| 見え方・状態 | 考えられる原因 | 検討される方法 |
|---|---|---|
| 歯の表面に茶色い線や点がある | コーヒー、茶渋、たばこなどの着色 | クリーニング |
| 複数の天然歯が全体的に黄色い | 歯質・加齢などによる内部の色 | ホワイトニング |
| 前歯1本だけ灰色・茶色に見える | 外傷、神経、過去の治療など | 診察後に個別の方法を検討 |
| 差し歯だけ色が合っていない | 人工物の変色・周囲の天然歯の変化 | 被せ物の交換など |
| 歯の表面に白い斑点がある | 歯質の変化や初期虫歯など | 原因を確認して治療方法を選択 |
| 歯ぐきの近くが黒く見える | 歯石、虫歯、差し歯の境目など | 診察・クリーニング・修復治療 |
自分にはクリーニングとホワイトニングのどちらが合う?
歯が黄色く見える原因が表面の着色なのか、天然歯内部の色なのか、人工歯によるものなのかで適した方法は異なります。まずは現在の歯の状態を確認しましょう。
無料カウンセリングを予約する歯を白くする治療はどの順番で進める?
歯を白くする治療では、最初から希望する白さだけを決めるのではなく、お口の健康状態から順番に確認します。
虫歯・歯ぐき・知覚過敏を確認する
虫歯、歯ぐきの炎症、歯のひび、詰め物の脱落などがある場合は、先に必要な治療を行います。
表面の着色と歯石を確認する
歯石や着色が付いている場合は、クリーニングによって歯本来の色を確認します。
天然歯と人工歯を分けて確認する
差し歯、詰め物、ラミネートベニアなど、ホワイトニングでは色が変わらない部分を確認します。
天然歯をホワイトニングする
希望する場合は、歯の状態に合わせて天然歯の色を明るくします。
白さが落ち着くのを確認する
ホワイトニング直後ではなく、歯の色の状態を確認したうえで人工物の色を決めます。
必要に応じて差し歯や詰め物を交換する
天然歯との色の差が残る場合は、被せ物や詰め物の交換を検討します。
基本的な考え方
診察 → 必要な虫歯・歯周病治療 → クリーニング → ホワイトニング → 人工歯の色合わせの順で検討すると、治療後の色の差を抑えやすくなります。ただし、お口の状態によって順番は異なります。
クリーニングを先に行う理由
歯の表面に着色や歯石が付いたままでは、本来の歯の色を確認しにくい場合があります。
クリーニングだけで見た目が明るくなり、ホワイトニングを行わなくても希望に近づくケースもあります。
また、着色を除去しておくことで、ホワイトニング前の歯の色を確認しやすくなります。
クリーニングとホワイトニングは目的が異なるため、同じ治療ではありません。
| 比較項目 | クリーニング | ホワイトニング |
|---|---|---|
| 主な目的 | 歯石・歯垢・表面着色の除去 | 天然歯そのものの色を明るくする |
| 対象 | 歯の表面に付いた汚れ | 天然歯内部の黄ばみ |
| 歯の色 | 歯本来の色へ近づける | 本来の色より明るくできる場合がある |
| 人工歯 | 表面汚れを除去できる場合がある | 人工物の色自体は変わらない |
結婚式や撮影前はいつから始める?
結婚式、成人式、就職活動、写真撮影などに合わせて歯を白くしたい場合は、直前ではなく余裕を持って相談しましょう。
虫歯や歯ぐきの炎症が見つかった場合は、先に治療が必要になることがあります。
また、差し歯の交換やラミネートベニアを行う場合は、型取りや製作期間が必要です。
予定がある場合に伝えたいこと
- イベントや撮影の日程
- どの程度の白さを希望するか
- 前歯に差し歯や詰め物があるか
- 過去にホワイトニングでしみたことがあるか
- 現在、矯正治療中か
- 前歯の形やすき間も気になっているか
希望日までに必ず治療が完了するとは限らないため、治療期間と予定の両方を確認しましょう。
歯並びが悪い場合の治療順序
歯が重なっている場合でも、歯や歯ぐきの状態によってはホワイトニングを検討できます。
ただし、歯が重なっている部分へ薬剤が均一に届きにくく、白さの見え方に差が出る場合があります。
今後矯正治療を予定している場合は、矯正後にホワイトニングを行う方法も選択肢です。
矯正によって以前は隠れていた歯の面が見えるようになると、追加のホワイトニングが必要になることがあります。
歯並びが悪い場合のホワイトニングと矯正の順番も参考にしてください。
ラミネートベニアを選ぶ前に確認したいこと
ホワイトニングで改善しにくい変色や、歯の色と形を同時に整えたい場合は、ラミネートベニアが選択肢になることがあります。
ラミネートベニアは、歯の表面を必要に応じて薄く整え、セラミック製の薄いシェルを接着する治療です。
比較的短期間で色と形を整えられる場合がありますが、歯を削った場合は元の状態へ完全に戻せません。
まずはクリーニングやホワイトニングなど、歯を削らない方法で希望に近づけるか確認することが大切です。
歯のラミネートの適応・費用・デメリットもご覧ください。
自宅でのセルフホワイトニング前に注意すること
市販の歯磨き粉やホワイトニング製品を使用する前に、次の状態がないか確認しましょう。
- 虫歯がある
- 歯が欠けている
- 冷たい物が強くしみる
- 歯ぐきから出血している
- 詰め物が外れている
- 1本だけ急に変色した
- 前歯に複数の差し歯がある
- 妊娠中・授乳中である
また、レモン、酢、重曹、塩、炭などを歯へ直接使用する方法は避けましょう。
強い酸や研磨によって歯の表面が傷つくと、知覚過敏が起きたり、内側の黄色い象牙質が透けて見えたりする可能性があります。
治療後の色を長く保つための順番
治療後は、白さを維持するためのメンテナンスが必要です。
治療後に続けたい習慣
- 毎日丁寧に歯を磨く
- 歯と歯の間へフロスを使用する
- コーヒーや紅茶の後に水を飲む
- たばこを控える
- 強い研磨剤を使いすぎない
- 定期的にクリーニングを受ける
- 色戻りが気になる場合は早めに相談する
- 差し歯との色の違いを定期的に確認する
ウメダデンタルクリニックの費用
ウメダデンタルクリニックでは、クリーニングとホームホワイトニングを次の料金で案内しています。
| 治療内容 | 費用 |
|---|---|
| 初診カウンセリング | 無料 |
| リフレッシュコース | 3,850円(税込) |
| コスメティックコース | 13,200円(税込) |
| エステティックコース | 22,000円(税込) |
| ホームホワイトニング | 片顎38,500円(税込) |
実際に必要な方法や総額は、着色、虫歯、人工歯の有無などによって異なります。
最新の料金は、ウメダデンタルクリニックの公式料金表をご確認ください。
ホワイトニングのリスクと副作用
- 施術中や施術後に一時的な知覚過敏が起こる場合がある
- 歯ぐきへ薬剤が触れ、刺激や炎症が出る可能性がある
- 希望する白さに届かない場合がある
- 歯によって白さに差が出る場合がある
- 差し歯や詰め物などの人工物は白くならない
- 人工物と天然歯の色の差が目立つ可能性がある
- 飲食習慣や時間の経過によって色戻りする場合がある
- 虫歯や知覚過敏がある場合は先に治療が必要になることがある
歯を白くする順番についてよくある質問
クリーニングとホワイトニングはどちらを先にしますか?
着色や歯石がある場合は、先にクリーニングを行い、歯本来の色を確認してからホワイトニングを検討することがあります。
歯が黄色い原因を自分で見分けられますか?
表面の茶色い着色などは確認できる場合がありますが、歯の内部の変色、虫歯、人工物との違いは見た目だけで判断できないことがあります。
差し歯があってもホワイトニングできますか?
天然歯のホワイトニングは検討できますが、差し歯自体の色は変わりません。治療後に色の差が出る可能性を確認しましょう。
差し歯の交換とホワイトニングはどちらが先ですか?
天然歯を白くしたい場合は、先にホワイトニングを行い、色が落ち着いた後に差し歯の色を合わせる方法が検討されます。
1本だけ黒い歯もホワイトニングできますか?
原因によって方法が異なります。外傷や神経の状態が関係している可能性があるため、先に歯の内部を確認する必要があります。
白い斑点はホワイトニングで消えますか?
白い斑点の原因や周囲の歯の色によって異なります。ホワイトニングだけでは色の差が残る場合があるため、診察を受けましょう。
矯正とホワイトニングはどちらを先にしますか?
歯を大きく動かす場合は、矯正後にホワイトニングを行うことがあります。装置や希望時期によって異なるため、事前に相談してください。
イベント直前でも歯を白くできますか?
方法によって必要な期間が異なります。虫歯治療や人工歯の交換が必要になる場合もあるため、余裕を持って相談しましょう。
ホワイトニング後に色は戻りますか?
時間の経過や食生活によって色戻りする可能性があります。毎日のケアと定期的なクリーニングが重要です。
まとめ
歯を白くする方法は、黄ばみの原因によって異なります。
歯の表面に付いた茶渋やたばこの着色は、クリーニングで除去できる場合があります。
複数の天然歯が全体的に黄色く見える場合は、ホワイトニングが選択肢です。
一方で、1本だけ黒い歯や、差し歯・詰め物の色違いは、一般的なホワイトニングだけでは改善できないことがあります。
治療の順番は、虫歯や歯ぐきの確認、クリーニング、天然歯のホワイトニング、人工歯の色合わせという流れで検討します。
原因を確認せずに方法を選ぶのではなく、天然歯と人工歯の状態を確認してから治療計画を立てることが大切です。
歯が黄色く見える原因を確認したいあなたへ
クリーニングで落とせる着色なのか、ホワイトニングが必要な黄ばみなのか、差し歯の交換が必要なのかは、歯の状態によって異なります。まずは適した治療順序を確認してみませんか。
無料カウンセリングを予約するこの記事は一般的な情報提供を目的としています。歯の変色原因やお口の状態によって、適した治療方法、順番、費用、期間、回数、白さの変化、リスクは異なります。詳しくは歯科医師による診察・診断のうえでご確認ください。
